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【静岡・袋井】法多山 尊永寺を家族で満喫!30年ファンが教える「推し活目線」の楽しみ方と厄除だんご完全ガイド

法多山の地図看板の写真 旅行、お出かけ

静岡県袋井市にある法多山 尊永寺(はったさん そんえいじ)は、725年に行基が開いたと伝わる、約1300年の歴史を持つ由緒あるお寺です。厄除観音として広く知られ、悪いものを払い、新しい一歩を後押ししてくれる、リフレッシュできる場所として、今も多くの参拝者が訪れます。

旅行歴20年で40都道府県を巡り、推し活歴も30年を超える私ですが、ここ法多山は特別な場所のひとつ。夫の実家が浜松市にあることから、遠征続きで少し疲れた心をリセットしたい時、浜松への帰省ついでに必ず立ち寄るのがここ法多山です。

今回は、中学1年生の息子、小学4年生の娘、夫、そして私の家族4人で訪れた体験を交えながら、法多山の魅力を季節ごと、イベントごとに詳しく紹介します。旅するママとして13年の育児経験から感じた、子連れでの楽しみ方のコツも詰め込みました。

歴史ある門をくぐり、四季折々の自然を感じながら、名物のだんごを目指して歩く時間は、家族の絆を再確認できる大切なひとときです。

迫力の仁王門と心を整える杉並木の参道

駐車場から一歩足を踏み入れ、参道を進むとまず目に入るのが、国指定重要文化財の仁王門です。重厚な造りの門をくぐると、外の世界とは空気が一変し、静けさと清らかさに包まれるのを感じます。

門の左右に立つ一対の仁王像は、何度見ても圧倒されるほどの迫力です。

凄い迫力だね、ちょっと怖い

と言いながらも、子供たちは毎回こっそり覗き込んでいます。こうした歴史に触れる体験も、旅の醍醐味ですね。

仁王門の前に立っている子供たちの写真

門を抜けると、立派な杉並木が続く参道がどこまでも続いています。 歩くだけで心が整うようなこの空間は、まさに癒やしのパワースポット。春には桜が舞い、初夏には目に眩しいほどの新緑、そして秋には色鮮やかな紅葉と、訪れるたびに違う表情を見せてくれます。

長い参道を歩きながら、子供たちの学校での出来事を聞いたり、次の旅行の計画を立てたり。そんな何気ない会話が、法多山の静かな空気の中でより温かく感じられます。

家族で挑む283段の階段とう回路の優しさ

法多山の参拝で一番の山場といえば、本堂へ続く283段の長い階段です。

私:ここからが本番だよ

と私が声をかけると、部活に励む息子はトレーニングだと言わんばかりに、軽やかな足取りでどんどん先を登っていきます。

一方、アラフィフの私と小学4年生の娘は、息を切らしながらも自分のペースで一段ずつ進みます。そして毎回お決まりなのが夫の姿。

待ってくれ、みんな早すぎるよ

と必死に子供たちの後を追いかける姿に、思わず家族で笑ってしまいます。

登りきったときの達成感はひとしおで、この階段を登ることで厄を落とし、ご利益をいただけるような清々しい気持ちになれます。

長い階段を上る子供たち

もちろん、体力に不安がある方や、小さなお子様連れの方でも安心してください。階段を使わずに本堂まで行ける、う回路(スロープ・坂道ルート)もしっかり整備されています。

少し距離は長くなりますが、舗装された道で木陰も多いため、ベビーカーでも無理なく参拝できます。こうした細やかな配慮があるのも、長年愛され続けている理由のひとつかもしれません。

推しのライブに向けて体力をつけたいなら階段、翌日にライブを控えた遠征中なら迷わずスロープを選択しましょう!

季節ごとに表情を変える法多山の四季と行事

法多山は、一年を通していつ訪れても楽しめるイベントが満載です。

3月から4月にかけては、参道が美しい桜色に染まる絶景が楽しめます。

娘:桜のトンネルみたいだね

と娘が嬉しそうに話していた光景は、今でも鮮明に覚えています。 6月のあじさいまつりでは、境内が色とりどりの花で彩られ、梅雨の時期ならではのしっとりとした美しさに包まれます。

夏には、約4,000個の風鈴が響き渡る風鈴まつりや、幻想的な万灯祭が開催されます。 特に7月9日、10日の万灯祭は、一年で最もご利益がある功徳日とされ、何千基もの灯籠が並ぶ光景は圧名です。 「これを見ないと夏が始まらないね」と家族で話すほど、我が家でも大切にしているお祭りです。

また、6月から8月にかけて見られるアンブレラスカイも、最近の楽しみのひとつ。 だんご屋さんの前に広がるカラフルな傘のアートは、地面に映る影までカラフルで可愛くて、推しカラーの傘を探し推しのアクスタを一緒に取る楽しみがあります。推しのアクスタやぬいぐるみを持って写真撮影するのが娘と私の恒例行事になっています。

娘:この角度アクスタが映えるよ!

私:本当だ、紫と青の傘が背景になってきれいだね。

カラフルな傘アンブレラスカイの影と推しのアクスタ

秋には落ち着いた雰囲気の紅葉、冬には賑やかな初詣や伝統的な田遊祭。 どの季節に来ても新しい発見があり、家族の思い出がまたひとつ増えていくのが嬉しいですね。

名物厄除だんごの由来とだんご茶屋でのひととき

参拝の後の最大のお楽しみは、やはり名物の厄除だんごです。 全国を旅する私にとっても、ここのおだんごは唯一無二の存在。あんこが大好物の息子にとっては、法多山に来る一番の目的と言っても過言ではありません。

このおだんご、5本の串が並んだ独特の形をしていますが、実は人間の頭、首、胴体、手、足を表現しているんです。五体満足、厄除けの願いが込められた、とても縁起の良いおだんごなんですよ。

だんご茶屋では、1皿250円で出来たてをいただくことができます。

息子:1本ずつ外して食べるのが楽しいんだよね。

と息子もニコニコしながら頬張っています。 甘すぎないこしあんと、もっちりとしたおだんごのバランスが絶妙で、参拝で歩いた後の体に優しく染み渡ります。

さらに嬉しいのが、無料で提供されている袋井産の深蒸し緑茶です。 甘いおだんごのあとにお茶を飲むと、口の中がさっぱりするね、と娘も満足げ。 濃厚な旨みのあるお茶とおだんごの組み合わせは、まさに最高のペアリングです。

息子:お茶とおだんごの相性が最高!お茶を飲むとさっぱりするね。

私:本当に相性がいいね、落ち着くよ。

おだんごとお茶

限定だんごと夏の名物厄除氷の魅力

基本のだんごだけでなく、その時期にしか出会えない限定味も法多山の魅力です。

春には桜の香りがふわっと広がるさくらだんご、秋にはほっこりした甘さの栗あんだんご。 さらに、月に一度の功徳日だけに販売される、お茶を練り込んだ香り高い茶だんごは、出会えたらラッキーな一品です。

ほとんどの限定だんごは午前中に売り切れることが多いため、販売開始時間前に行くことをおすすめします。

  • 茶だんご
    販売開始時間: 午前8:30
    売り切れの目安: 午前中(10:00〜11:00頃)
  • さくらだんご
    販売開始時間: 午前10:00(通常のだんごより遅いスタートです)
    売り切れの目安: お昼前後
  • 栗だんご
    販売開始時間: 午前10:00

    売り切れの目安: 1時間〜2時間程度(11:00〜12:00頃)
    限定だんごの中でも特に競争率が高く、最も入手困難と言われています。

そして、夏の7月と8月に訪れるなら、絶対に外せないのが厄除氷です。 ふわふわのかき氷の上に、なんと厄除だんごが大胆にトッピングされているんです。 遠州抹茶を使った濃厚なシロップがかかった、かき氷とおだんごの唯一無二のコラボレーション。 かき氷とおだんごを一緒に食べるなんて贅沢だね、と子供たちも大興奮でした。

これらのおだんごは、だんご茶屋の券売機で食券を購入するスタイルになっています。 店内での飲食はもちろん、お土産用の箱入り(6カサ入り700円から)も販売されているので、参拝の思い出にご自宅で楽しむのもおすすめですよ。

昭和レトロな遊びと門前ごりやくカフェの楽しみ

参道には、おだんご以外にも立ち寄りたくなる魅力的なお店が並んでいます。

子供たちが特に楽しみにしているのが、昭和レトロな雰囲気が残る手動式のパチンコ屋さんです。 玉を一つずつ手で入れる超アナログな仕様で、昭和20年代から30年代の空気を感じられます。

娘:真ん中に入ったよ

夫:凄い!きれいに入ったね。

と喜ぶ娘や、

息子:ダメだ、入らない

必死に玉を弾く息子の姿を見ていると、親の私たちまで童心に帰ってしまいます。

古いパチンコ台で遊ぶ娘

また、門前ごりやくカフェでは、住職監修のオリジナルコーヒーや、ごりやくパウンドケーキをいただくことができます。 本格的な味わいのコーヒーを楽しみながら、静かに流れる時間を過ごすのも、大人の楽しみ方のひとつです。

最後には、シロップかけ放題のかき氷屋さんで子供たちにおやつタイム。 コーラやブルーハワイを組み合わせて、不思議な色のかき氷を作っては笑い合う。 そんな何気ないひとときが、法多山での旅をより豊かなものにしてくれます。

かき氷にシロップをかけている子供たち

アクセス・基本情報

  • 所在地:静岡県袋井市
  • 最寄りIC:東名高速「袋井IC」から車で約15分
  • だんご茶屋:10:00〜16:00(売り切れ次第終了)
  • 駐車場:公式駐車場はなし、参道入り口付近に民間有料駐車場多数あり
    料金:通常期(5月〜12月): 100円〜200円
       繁忙期(1月〜5月上旬): 300円〜500円
    多くの駐車場が自動精算機ではなく、スタッフの方に直接支払うか、料金箱に入れる形式です。100円玉や500円玉を用意しておくとスムーズです。

家族の成長を見守る法多山という場所

13年の育児の中で、子供たちの成長とともに法多山での過ごし方も少しずつ変わってきました。 昔は私が抱っこして登っていた階段を、今は息子が先頭で駆け上がっていく。 そんな後ろ姿を見守りながら、月日の流れと子供たちの逞しさを実感しています。

法多山は、単に厄を落とす場所というだけでなく、家族の今を確認し、新しい思い出を重ねていける大切な場所です。 帰り道に、次はどの季節の限定だんごを狙って行こうか、と話し合うのが我が家の定番の締めくくりです。

静岡県袋井市に位置し、多くのライブやスポーツイベントが開催される、エコパスタジアム、エコパアリーナも近くにあり、東名高速の袋井インターからもアクセスしやすい法多山。 四季折々の美しい景色と、変わらない美味しさのおだんごが、あなたとご家族を温かく迎えてくれるはずです。2026年3月現在の情報です。お出かけ前に公式サイト等で最新情報をご確認ください。

法多山でリフレッシュした後は、浜松や静岡市内での宿泊もおすすめ。遠征慣れした私が選ぶエコパ周辺子連れにおすすめホテルはこちら↓の記事で紹介しています。
https://tabisurumama.com/418.html

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